久しぶりの投稿です。
前回の投稿から1年半も経ってしまいました。いくつかの過去記事は今でもコンスタントに読まれているようで、ありがたい限りです。このブログの記事が「次に読む本」を選ぶきっかけになっていたとしたら、とても嬉しいです。
ブログの更新は途絶えていますが、読書は細々と続けています。
現在新しいことにチャレンジしていることもあり、読む量は大幅に減ってしまいました。しかしその分、買う本は厳選して、質を保つようにしているつもりです。
質、といっても決して高尚なものを読んでいるわけではなく、今の自分に必要だと思えるものを、そのときの直感に従って選んでいるだけなのですが。
最近では、シャーリー・マクレーンによるハリウッド回顧録を面白く読みました。
社会における女性を取り巻く状況、セレブが政治的発言をすることによる反発など、1960年代と今とでそれほど大きく変わっていないことに驚かされます。しかし、シャーリーのような才能あふれる女性たちが道を切り拓いてくれたおかげで、現代に生きる我々も、少しずつではありますが声を上げられるようになりました。
女性の立場が今よりはるかに弱かった時代に、曲者揃いの大物俳優や業界人とシャーリーが対等に渡り合えたのは、彼女が確固たる信念を持ち、目の前で起きている出来事を冷静に見つめていたからだと思います。
そして、すべての成功者に共通していることがあります。それは、必要な時に、必要な場所にいること。要するに「運」がとても大事なのですが、必要な場所にいるために努力を怠らず、常に準備をしている人だけが運を掴むことができるのです。
SNSなどでは世代間の対立を煽る話題が目につきますが、自分が何歳であっても、人生の先輩の話に耳を傾けることはとても大事です。
普段出会えないような人から興味深い話を聞きたいならば、読書という行為はまさにうってつけです。
ランチ1回分の値段で本を1冊手に入れれば、シャーリー・マクレーンのような偉大な人物から数々の貴重な話を直接聞くことができるのです(ちなみにシャーリーのペーパーバックは購入時500円ちょっとでした)。本を手放しさえしなければ、何度でも繰り返し、教えを乞うことができます。著者はイヤな顔ひとつせず、一字一句変えることなく喜んで話してくれることでしょう。同じ質問を何度しようと「しつこい!」と怒られたり、ブロックされたりする心配もありません。
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前回のブログにも書きましたが、このブログをどうしようか、引き続き思案中です。
この2年ほどで自分を取り巻く状況が激変する中、どうにか正気を保つことができているのは、紛れもなく読書のおかげ。
世の中がどんどん複雑になっていくなか、日々実感している読書の大切さ、読書の面白さを、どうにかして伝えていきたいと思っています。
最近読んだこの記事、大いに頷けます。読書がセクシーな行為かどうかは別として…。
*** いつもお読みいただきありがとうございます ***